創業期に見た涙・・・その訳は

くー社長の朝礼 18歩目

 

東家別府本店の創業直前

 

前にもお伝えしたように

 

僕らはド派手な

 

誕生日のお祝いを売りにしていたので

 

別府店でもそれをやるために

 

毎夜、集まって練習していました

 

このイベントを成功するためには

 

役割配置が必要です

 

歌と踊りをする人

 

MCと呼ばれる人

 

BGM担当

 

照明担当

 

アラスカと呼ばれるスピリタスをかけて炎をあげる担当

 

それぞれ割り当てます

 

当時スタッフ人数は

 

僕を含めて11人

 

出勤するのは1日4~5人だったので

 

そのメンバー内で振り分けます

 

いつものように練習している時

 

僕は役割配置をみんなに指示しました

 

そこで僕は深くも考えず

 

玲さんに

(現取締役で奥さん、当時は彼女)

「玲ちゃん、BGM担当して」と頼みました

 

最初の方は、結構内容が凝っていたので

 

途中でBGMを止めて

寸劇を入れたりとか

色んな要素を盛り込んでいたので

 

BGM担当は

その場から離れることはできません

 

その日の練習を終えて

 

僕と玲さんは同棲していた家に帰ったのですが

 

ふと玲さんを見ると

 

目に涙を浮かべていました

 

僕は涙の理由が全く分からなくて

 

何で泣いてるの?と聞いてみると

 

「私がどれだけダンスに想いを持っているか分かっていないっ」

 

と急に怒られました

 

ダンスがしたかったのに、できなくて泣いてると気付きましたが

 

「誰かがせないかんやろ、役割があるんやから」と一蹴

 

だけど、その涙が気になって

 

翌日から、みんなのダンスを

 

もっと見るようになったのです

 

当時の僕は

 

とにかく楽しい雰囲気を作ることが大切で

 

それほど1つ1つの動作に

 

興味をもててはいませんでした

 

だけど、いざ気にして見てみると

 

明らかに違っていました

 

満面の笑顔

 

ピンっとはった手の動き

 

それほど力を注いでお客さんやお店のために

 

がんばっていたのに

 

自分はダンスから外されて、悔しい思いをしていたのです

 

僕はそれから玲さんをBGMなど

 

唄とダンス以外の担当にすることはなく

 

結果

 

別府本店のイベントは大変喜ばれ

 

大人気のサプライズバースデーイベントになりました

 

玲さんも

 

たくさんのお客さんから愛され

 

お蔭でお店も軌道にのりました

 

玲さんの気持ちを汲めなかった反省もありましたが

 

そんな青春のような

 

玲さんの熱い気持ちが

 

東家グループの創業期を作ってくれたのです

 

お店というのは生き物で

 

技術やテクニックだけで完成しません

 

やっぱり人の想いがあってこそ

 

そこに伝わるものが生まれます

 

いや、むしろ

 

そんな人の想いに触れたくて

 

訪れるのが飲食店なのかもしれません

 

 

海鮮酒場とろばこ しょうたくん

 

 

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