半券枚数で決めるのは、プロの仕事ではありません

くー社長の朝礼 6歩目

 

飲食店でも

お店によっては

生産性を上げるため、

オーダー内容の書かれた半券は

枚数によって、何人でさばくのかが

決められてるところもあります

 

僕が独立する前の

店長時代に、こんなことがありました

 

ピーク後の遅い時間帯

その時、残っていたのは2組のお客様

 

どちらも終盤でしたが

片方は麺飯系を

もう一方は、鉄板系をオーダーされました

 

なかなか商品が出てこないので

厨房の方にいって

パントリーから中を覗くと

 

オーダーは、一人のアルバイトスタッフさんが

担当していました

 

スタッフが他にいない訳ではなく

ピーク後ということもあって

洗い場や、翌日の仕込み

社員は発注、

それぞれ分かれて仕事をしていました

 

僕は、料理長に向かって

「2人で作ってよ!テーブル何にものってないんだよ」

と、ちょっとイラついた感じで伝えました

 

この言い方が悪かった((+_+))

 

料理長が「1人でいけるよね」

って判断していたのです

 

それはもう

嫌な空気になりました

 

僕の方が年上で

社内でも立場が上だったので

 

「半券の枚数で決めるんじゃなくて

内容考えてから、何人で作るか決めないかんやろ!?」

 

なんて正論風をぶちかましてましたが

 

クローズキッチンなので

その役目はホールの責任者だった

僕にあったわけです

 

なので、

「それならお前が先に伝えろよ!」

と、きっと彼は思っていたことでしょう

 

彼の方が大人で

何も言わずに

すぐに調理に取り掛かってくれ

料理は遅れずにすみました

 

お客様は基本的に

注文した時点で

作り始めていると思っています

 

時には、作りにくくても

ストーブに2人必要な時もあるのです

 

それとは逆に

早すぎないように

1人で1枚ずつ作る方が

良い時もあるはずです

 

それは一体

何で判断したら良いのでしょう!?

 

いつも答えはお客様を見ていれば

分かってくるはずです

テーブル状況や召し上がるスピード

グループ構成(家族なのか等)

 

その状況に対して

担当するスタッフさんの

スキルやスピードをもとに

何人でやるのかが決まってきます

 

それは

ホールの大切な役割であり

オープンキッチンなら

ホールに頼り切らずに知ろうと努力できるし

いや

たとえクローズであっても

気にできるスタッフであることが素晴らしい

 

普段からそんな最善を尽くしていると、

忙しくて半券をさばくことに

専念せざるを得ない状況に追い込まれた時も

不思議と最善を選べる力

時にそれはゾーンと呼ばれるような

素晴らしい集中と判断を

授けられることになると

僕は信じています

 

あの頃、僕が自分の仕事は棚に上げて

非難を与えた彼にも

今なら謝れそうです

 

彼の名は、加藤真也

 

東家グループという会社で

本部長をやっているらしい

 

加藤くん、あの時は本当にごめんないさい

 

ところで

今君は、半券枚数で判断しているのかい!?

それとも・・・

 

東家姪浜店 こころちゃん

 

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