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伝説のアルバイター
- 2023.01.2 ｜ くー社長の朝礼
くー社長の朝礼 ２歩目
例えば
知らない者どうしが集まって
サッカーをしたとしても
みんなの目的は
相手ゴールに決めること
自分たちのゴールには決めさせないこと
目的は同じです
だけど仕事というのは
ゴールが人によって
変わる場合があります
僕が大学生18歳
居酒屋でアルバイトを始めた時に
他の大学生と話に夢中になってきたら
その先輩アルバイトスタッフが
「お前お客さんにお尻を向けんなよ」
って注意されました
僕は凄く驚いて
「えっなんで怒られた！？」
「同じバイトなのに！？」
他にも色んな言い訳が頭を駆け巡りましたが
とりあえずルールが１つ増えました
お客様にはお尻を向けないでおこう
次にバッシングで競争しようと
その先輩スタッフから言われて
僕は絶対勝ってやると思って
食後のテーブルに着いたら
そこでまた注意を受けました
「お前その向きで片づけてたら
お客さん呼びたくても気づかないだろ」
僕は「また怒られた！」
「どっちが早いか勝負しないのか！？」
そしてまたルールができました
バッシングはお客様が見える位置でやる
そんな感じで
歳は同じでしたが、先輩である彼は
ことあるごとに
「お前お客さんは…」
その度にルールが増えていく僕
そこで段々気づいてきました
僕が仕事と思っていることに
彼は必ずお客さん視点を入れこんでくる
恥ずかしい話
そこに気づくのに１年はかかっています
ルールは日々増えていきましたが
自分が仕事と思っていることが
上達していくので
「俺がドリンク作ってるから回ってるのに」
「俺がセッターだからスムーズなのに」
「なんでまだ注意するのか！？」
夜は一緒に飲みに行くし
遊びにもいく仲でしたが
仕事の時に、注意してくることは変わりませんでした
なので言われないために
更に僕は、バッシングを早くやったり
ﾄﾞﾘﾝｸを正確に早く作ったり
給仕でも4枚の皿を持てるようにと
とにかく仕事をできるように取り組みました
そんな頃
僕の中での大事件が発生しました
それは先輩アルバイターの彼ではなく
働いていた居酒屋の大元の会社が決めたルールでした
当時は時給が780円だったのですが
今後は笑顔で働いてない人は800円以上には
ならないという決まりです
僕は「ふざけんなよっ！！」
と、こう思った訳です（笑）
当時は中堅アルバイト位になってましたが
とにかく僕は出勤多めのアルバイトだったので
随分中心的存在にまでなっていました
またもや、沸々と
「誰がシフト多くだしてるから回ってるんだ」
「誰がこのドリンクを回せるんだ」
だけど…
そこで初めて考えました
自分を守ろうと、必死に自分の考える仕事で
優位性を保とうとしているけど
そもそも、俺が思う仕事と人の思う仕事が違うのか！？
そこでようやく
先輩アルバイターが注意する意味
なぜお客さん視点を入れ込んでくるのか！
ということが理解できました
仕事というのは
本当に人によって何をすることかが違うものです
サッカーでのドリブルは、飲食店での給仕
サッカーでのパスは、飲食店での調理
サッカーではゴールのためにドリブルやパスがあって
どんなにドリブル好きのドリブラーや
パスが大好きなパッサーでも
ゴールという目的に繋げるために
その特技を生かしています！
では飲食店のゴールとはいったいなんだろう
東家グループの考える
ゴールとは
お客さんに喜んでもらうことです
また、失点するとは
お客さんが不満に思うということです
入りたてのスタッフさんは
僕と同じように
ドリンクを作ること、料理を運ぶこと
フライヤーで揚げて盛り付けること
タイムカードを押した時間
言われたことをこなすこと
それを仕事と捉えることがあるかもしれません
もちろん、その１つ１つは
仕事をやる上で欠かせないピースの１つです
ただその１つ１つのピースは
お客さんに喜んでもらう！という
ゴールのために活かして価値が発揮されます
みんなの目的がバラバラだったら
ワンチームではありません
目的が同じになれば
チームプレーが生まれてくるので
やりがいもあるし、楽しく
結果もついてきます
僕には幸いにも気づかせてくれる
偉大な先輩アルバイターの存在がありました
皆さんも僕のような
天狗になってしまうような人が入ってきたら
ちょっと仕事の捉え方が違うだけだから
上手に導いてあげて欲しいと思います
【伝説のアルバイター】
東家姪浜店のリオちゃん 本部長の加藤くん
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